手づくりの店HANNAH
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ズッパイングレーゼとは、

ズッパイングレーゼとは、

2026/06/18

ズッパイングレーゼとは、

リキュールをよく染み込ませたスポンジ生地に
カスタードやチョコレートクリームなどを挟んだ
イタリアのスプーンドルチェの一種で、
ティラミスの原型となったデザートと言われている。

ある夏の暑い日、偶然通りかかった酒屋さんで
ワインの試飲を頂いた。

それはとても冷えた若い赤ワインで、
赤い葡萄を丸かじりした時のような甘くフレッシュな味わいと、
程よい皮の渋みが感じられた。

美味しい
外気は灼熱なのに、
口の中だけルビーの果実がきらめくオアシスだ‥

「いかがですか?」

と店員さんに話しかけられた時には、すでに私の中で
このワインを使ったズッパイングレーゼが完成していた。

低アルコールで、
普段呑まない人にもワインのおいしさを伝えられるようにと
工夫を重ねてつくられたお酒なのだと、
お店の方が丁寧に説明を添えてくれた。

2本購入して、早速仕事場へ。

そのまま食べても美味しいジェノワーズ生地を焼いたら、
若い赤ワインを溢れるほど染み込ませる。

一般的にお酒を使ったお菓子は、
お砂糖と水で作ったシロップでお酒を割り、
生地に染み込ませる事が多い。

でもこのワインは
あえてそのままの味わいを染み込ませる方が良いと思った。

クリームはカスタードクリームやチョコを使ってしまうと、
ワインの邪魔になる。

葡萄の旨みと皮のほのかな渋みまで感じてほしいから、
ミルクの風味溢れる根釧地区の生クリームを重ねて
容器ごと冷蔵庫で冷やすこと数時間。

スプーンでデザートカップに盛り付ける。
やわらかい生クリームの合間に見えるワインの染みたスポンジに、
さらに冷えたワインを注ぐ。

一口食べると幸せが溢れた

想像した通り、
ジェノワーズ生地の甘さ+赤ワイン+ミルクの際立つ甘み
で充分なバランスがとれている。

ワインの旨みがしっかりと口に広がり
ミルクの風味との相乗効果で中毒性のある味わい‥

これは仕事終わりやお風呂上がりの一杯にたまらないな

デザートカップの底に残ったワインを飲み干すと、
暑さも忘れて美味しさに夢中になっていた事に気がつく。

昼間は本当に暑かった

夕涼みにこんな贅沢なズッパイングレーゼを食べられるなんて
それだけを理由に、仕事を少し早く切り上げてしまいそうだ。

このレシピを作ったとき、私はレストランを持っていなかった。

なのでお客様とこの美味しさを共有することはできなかった。

去年ずっとほしいと願い続けたレストランを手に入れて、
HANNAHのメニューはとても変わったと思う。

それは、今まで出せなかったものが沢山あったから
と言うことなのだけど‥

ズッパイングレーゼは6.7月のメニューに入っている。

私もこのデザートを作りながら
レストランの営業後に食べることを楽しみにしている‥

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