手づくりの店HANNAH
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パブロヴァとは、

パブロヴァとは、

2026/03/12

パブロヴァとは、

大きく焼いたメレンゲに
生クリームとフルーツを乗せたデザートで、
このお菓子の発祥については未だ謎に包まれたままだ。

一説にはロシアのバレエダンサー「アンナ・パブロワ」にちなんだ
ニュージーランド発祥のお菓子だという説もあるけれど、
その決定的な証拠を突き止めようとした人達がたどり着いたのは、
1901年~1926年の間に見つかった、
パブロヴァに類似する
アメリカ発祥の150種類にも及ぶレシピだった。

しかしその後、「パブロヴァ」と名前の付く
最古のレシピがニュージーランドで見つかり、そのお菓子は
数種のベリーを混ぜ合わせて作るジェラートだったらしい。

フォークランド諸島では、鶏卵の代わりに
ペンギンの卵を使ったパブロヴァのレシピまで発見されている。

個人的には、ヨーロッパやアメリカで親しまれている
お米と牛乳を甘く煮こんだお菓子と同じくらい、
発祥に謎の多いデザートだと思っている。

発祥の話はこのくらいにして、

メレンゲ×生クリーム×果実

というシンプルなこのデザートは、
中毒になるくらい美味しい。

コーヒー、紅茶はもちろん、
コニャック、ブランデーとも合うので、
夜更かしのお供にぴったりだ。

平飼い卵の卵白に、北海道産の甜菜糖を加えてメレンゲを作る。

メレンゲを粗糖でつくると卵白がふわふわに泡立たないので、
私はこのメレンゲを安定して作れるようになるまで、
かなりの研究時間を要した。

鉄板に大きくメレンゲを絞り出したら、
オーブンに入れて最低3時間焼く。

しっかり焼けたメレンゲに、
北海道根釧地区で限定生産されている生クリームをのせる。
青森県産のカシスで作った酸っぱくも香りのよいジャムと、
農家さんの愛情をたっぷり受けた苺を乗せたら、
苺とカシスのパブロヴァの完成。

私が小岩にお店を持つ前、
まだ板橋で間借り営業をしていた頃から、
このお菓子の大ファンがいた。

何度も大好きなパブロバを注文して、
美味しさに悶絶しているお客様を見守るのは楽しい。

その昔、
私にメレンゲと生クリームのシンプルな美味しさを
教えてくれたのは、
大阪の名店「なかたに亭」だった。
(なかたに亭2024年に閉店)

私はあのメレンゲと生クリームの美味しさがずっと忘れられない。
口に入れた瞬間、
もう何も考えたくなくなるほどの衝撃だった。
「美味しい」なんて言葉が吹っ飛ぶほどに
美味しさに悶えて
しばらく、ぼう~っとしていたくなる。

美味しさをかみしめているお客様の表情を見ると、
私にまで感覚が伝わってくる。

四季折々にフルーツを変えてこのデザートを用意しているので、
いつでも安心して美味しさに溺れに来てほしい。

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